QUE SERA SERA

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トルコ情報

Articles & Photographs by YUKA ASHIYA

タクシム広場について / 2014年1月現在

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イスタンブールを訪問する人にとって、タクシム広場はその治安を知りたい場所の1つ。空港からのバスが到着する近くであり、賑やかなイスティクラル通りへ通ずる広場でもあるからだ。またここは、反政府デモが最初に起きた拠点のゲジ公園のすぐ隣でもある。それだけに治安が気になろうというものだ。

わたしが滞在した2013年12月の1ヶ月のあいだ、いたって平和であったことは確かである。イスティクラル通りでデモ行進を見かけたし、別の時にもこの通りでデモがあって機動隊による放水や催涙ガスの発射などがあったようだが暴動などには発展していなかった。

ゲジ公園はふだんは市民の憩いの場であり、タクシム広場は待ち合わせの場所であり、地下鉄などの駅がある場所でもありたくさんのビジネス・マンを含む人々の行き交う賑やかな広場であり。イスティクラル通りも、特に週末はショッピングを愉しむ人々で溢れる華やかなエリアである。夜にも何度か通ったが、日中と変わらない雰囲気である(ただし街灯は少ないのでやや暗く感じる)。

デモを見かけたらすぐにその場を離れること、それは昨日のブログに書いた。

ちなみに空港からのバスが到着するのは広場の中心ではなく、少し離れたところである。バスを降りたらすぐに「タクシーか」と声をかけてくるドライバーがいるがそれはたいていボッタクリなので(笑)、すぐ近くにいるちゃんとメーターを備えたタクシーに乗ること。

どの国でも言えることだが、人が集まるところには良からぬ輩が必ずいるもの。ただ、外務省の渡航情報などには気をつけるべきだしそれに従うべきだが(この情報も古いケースがあるものの)、イスタンブールではそれ以外は過度に恐れる必要はない。見知らぬ土地を旅するための「必要」な緊張感は持ちながら、楽しい旅を。






イスタンブールでデモに遭遇したら

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イスタンブールでは昨今、国民によるデモンストレーションが頻繁に行われています。政情が不安定、景気の悪さなど、いろんなことを解決していい方向へ向った暮らしを望む人々の思いがそこに表れています(それを利用する良からぬ輩もいるようですが)。

デモはほとんどの場合、とても平和的に行われています。ですが、何が起きるか分からないのがデモというもの。テンションの上がったデモ隊が思わぬ行動に出て暴動に発展することもありますし、それに対して機動隊が放水したり催涙ガスを発することもあります。

デモを見かけたら、その場を離れましょう。催涙ガスは、かけられると失明することがあるそうです。実際、イスタンブールにも失明した人が数人いると聞きました。

現地の人に誘われて、わたしは一度だけデモ隊と歩きました。その知人が何度もデモに参加している経験豊富な人であったこと、彼女自身がとても冷静な判断ができる人物であること、またそのデモが公認のデモであったことから、同行してみたのです。荷物検査まであったデモで、とても平和裡に行われていました。それでも一部の人に対して機動隊による放水と催涙ガスの放射があったと聞いています。

デモを見かけたら、その場をすぐに離れましょう。

イスタンブール たばこ情報

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トルコには愛煙家がとても多いが、平均年収からすると安くはない。マルボロで10リラ(約500円)、ウインストンだと7〜7.5リラ(約350〜370円)。どの店で買っても同じ値段らしい。これより安いタバコもあるらしいが、美味しくないのだそうだ。

小売店のどこででも買えるが、一般商店の店頭では巻きタバコ用の葉を量り売りしているお店も見受けられる。商店の建ち並ぶ地域では、木製の台を路上に置いて巻きたばこ用の葉っぱや通常のタバコを1本単位で売っているおじさんもいる。

エミノニュという旧市街にあたるエリアには、道路を挟んで反対側の歩道へ渡るためのいくつかの地下通路がある。階段を降りるとタバコを1本単位で売っている露店のオニイさんがいて、1箱はいくらかと聞くとウインストンで5リラだという(マルボロはない)。日本円で約250円。市価の3分の2だ。すごく得をした気分になって購入した。

トルコでは、イミーテションやコピー商品は合法ではないにしろ、取り締まられてはいないそうだ。それでタバコもイミテーションの可能性があったものの、吸ってみるとちゃんとウインストンの味だった。パッケージに印刷されていたのは「グルジア語(英名ジョージ)」。ロシアとトルコに挟まれた国で、そこから輸入されてきたのか。税金がかかっていないから安いわけで、そういうものも取り締まりの対象にならないのね。だってそのオニイさん、いつも同じ場所で売っているもの。こっちはおかげで助かったけど(笑)。

イスタンブールの公共交通カード「イスタンブール・カード」2014年1月現在

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イスタンブールの公共機関は地下鉄やトラム(路面電車)、バス、ケーブルカー、ケーブル鉄道(地下)、そしてフェリーやメトロバス(バスとメトロバスは別物)などがある。このうち、地上のケーブルカーだけは乗ったことがないので料金体系を知らないが、メトロバスを除いたものは基本的に一回3リラ。フェリーは、プリンスズ島など1時間もかかる遠隔地へ行く場合は料金が異なるが、それでも「イスタンブールカード」というカードを持っていれば片道たったの3リラ(2.95)で行くことができる。


わたしはガイドブックを持ってきていないため全てにおいてネットで検索してあれこれ模索しているのだが、「イスタンブールカード」(旧アクビル・カード)を持っていればやや安くなるということをイスタンブールに来る前に知識として得ていた。ところが実際に来てみると、やや安くなるどころではないのだ。


たとえば、公共交通機関に乗る度にチケット(といってもプラスチック製のコイン型)を買うと、わたしの家から旧市街まで2回乗り替えなければならないから片道9リラ(約450円)かかる。ところがこのカードを使うと、最初に乗る地下鉄は1.95リラ、次に乗る地下ケーブルカーは1.25リラ、最後に乗るトラムは1リラになる。合計4.2リラ(約210円)で、なんと半額に満たない金額で行けるのだ。さらにいうと、2時間以内の乗り換えだと4度目の乗車は0.75リラになり、その都度コイン型切符を買って行った場合の約600円に比して約250円で済む。


このイスタンブール・カードは主要な駅のキオスク(たとえばタクシム駅だと地上にある)でしか売っていないらしいのでそういう意味では不便だが、旅行者もおおいに活用すべき。カードは手に入れる時に一枚あたり6リラ要るが、使い終わったら同じ金額(6リラ)でキオスクで買い取ってくれる。さらに、カードに現金からチャージしたものの残ってしまった金額も、その時に払い戻してくれる。

なお、チャージは駅の改札口などにある機械でできるし(英文あり)、キオスクでもしてくれるところがある。

なお、バスとは思えない速さで突っ走るメトロバスは、メトロバスのあとに地下鉄やバスなどを利用するとそれらが割安になるらしいが、逆にメトロバスがあとの場合、メトロバスは割引にならないようである。

そのメトロバスが走るのは、囲いのある専用道路。だから地上を走るにも関わらず、渋滞は全く関係なし。線路のない電車が走っているような速さで、あっという間に目的地まで辿り着く。いずれその地下に地下鉄が走るようになるらしいので、いまのうちに経験しておくとおもしろい。

ちなみにトルコ語では、バスは「オトブス(Otobus)」と発音する。


トルコ 携帯SIM 事情 2014年1月現在

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海外での暮らしも旅についても最近はブログ「芦谷有香な日々」に書いているので、これからはこの「QUE SERA SERA」では旅行する方々のための現地の情報を中心に書いていくことにする。

今回は、トルコのケータイSIMカードについての情報だ。

まずわたしの環境からいうと、トルコに31日間の滞在。携帯機材はドコモのガラケー(L-10c)で、ドコモのSIMカードでそのまま使い続けられた。インドで買ったノキアのガラケーも使えた。つまり、ネット上ではいろんな情報が錯綜しているが、少なくとも31日以内であれば、日本の携帯電話機器が日本のSIMカードのままで使えたわけだ。


問題が起こる可能性があるのは、日本から持って行った携帯機器で現地(トルコ)のSIMカードを使う場合。10店舗以上の店で共通して言われたのは、10日あるいは15日間程度で携帯機器が使えなくなるので、それを解除するには115リラを税務署に払って携帯機器の「登録」をしなければならないということ。ちなみにトルコには3大通信会社があるが、そのうちの1つボーダフォンの店舗では、ボーダフォンのSIMだと2、3日で携帯機器が使えなくなる可能性があるとのことだった。

また、店舗で聞いたのではなく一般人から仕入れた話には、以下のようなこともあった。
・海外から(日本含む)持ち込んだ携帯機器は1ヶ月半程度で使えなくなる。
・トルコで115リラ払って登録した携帯機器は、同国を出る時に登録を解除するのに再び115リラ払う必要がある。ただし一部の日本人から、日本の携帯機器は特殊な作りのため解除できないという情報もあった

結論。現地で携帯電話を使いたい人であることを前提として、
・1週間程度の旅行者なら、SIMを買って使う(現在、SIMカード代は基本が45リラ/データ通信など使う容量によって値段は高くなる)。ただし、通信会社はTurkcell かAveaにする。
・長期で滞在する、かつデータ通信をする人は現地で携帯機器とSIMカードの両方を買ったほうが結局は手間が少なくても済むし、通信料を含めた合計額も安く済むと思われる。イスタンブールには中古の携帯ショップがけっこうある(きれいにディスプレイしているので中古品店に見えない店が多い)。


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